アウトソーシング。それは、時代の流れになった。


 アウトソーシングとは「外部委託」のこと。自社で製造していた部品や製品を外部の業者から調達するとか、業務の一部を外部の業者に任せるというような時に用いられています。もともとは、1989年にイーストマン・コダック社が、それまで自社でおこなっていた情報通信システムの構築・運用を外部に委託してコスト削減に成功したことが注目され、'90年代のはじめ頃にリセッションに悩むアメリカの諸企業が、アジア諸国との国際競争に打ち勝つために次々と導入採択した経営手法です。
 日本でも当初はコンピューターシステムの構築・運営の委託を指す用語とされてきましたが、その後、さまざまな部門に波及し広範な分野での効果が実証されるにともなって、一般社会にも認知され、適用フィールドは急速に拡大してきました。
 とりわけ、日本の場合はコストに占める人件費の比率が高いため、この分野での改革・改善策としてクローズアップ。企業の活性化、経営の合理化をはかる「決めて」として、あらゆる有効手段となっています。
 アウトソーシング=外部委託は、低迷する経済状況下に生まれた一過性の波ではなく、もはや21世紀という時代を支えダイナミックに貫く、確かな潮流と言えるでしょう。

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株式会社 日本ソフトシステムズ