日本古来のことわざに「餅は餅屋」とか「船は船頭に任せよ」というのがあります。また「猫の手も借りたい」という表現もよく耳にします。前者はそれぞれの分野におけるスペシャリストの存在と熟達した技への真摯な評価であり、後者は繁忙期の人手不足を解消したいと願う切実な心情をあらわしています。そしてこのいずれもが、現代のアウトソーシング=外部委託の根源に通低する要素をもっているから不思議です。
企業の活性化を高めるためのマネージメントツールとして、これからますます大きな脚光を浴びるアウトソーシングですが、ただ強引に導入しさえすれば良いというものではありません。確実に目的の成果をあげるには当然なことに綿密なプランニングが不可欠です。各々の企業には固有の市場を持ち、将来への展望があり、従来から受け継いできた独自の特性がありますから、内在している経営課題も多岐多様。それらを細かく分析し十分に検討した上で、幅広い業務の中でアウトソーシングに移行すべきものと、そうでないものとを判別するわけです。例えば、同業他社と比較して最も際立つ優位性=コア・タレントがどこにあるかを冷静に見極め、生産性の向上・サービスの向上のために何が必要か、業務形態の理想の姿を追求しますが、その過程の中で現状の見直し項目が明らかになり、アウトソーシングすべき業務や規模が見えてくるのです。
私たちは、顧客各社に即戦力となる有能なスタッフを供給するだけでなく、その前段階のコンサルティングにおいても、経験や実績に基づいたケーススタディーをもっています。アウトソーシングに関してぜひ何なりとご相談ください。きっと皆様のお役に立てるはずです。
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